OnMyCommand 用コマンド
OnMyCommand は、コンテキストメニューに独自のメニューを追加出来る Mac OS X 用のプラグインです。
これを使えば、選択したテキストを任意の検索サイトで検索したり、ファイルを zip 形式で圧縮したりと言った事が、コンテキストメニューから行えるようになります。
独自のメニューを作成するにはシェルや AppleScript 等の知識が必要になりますが、既に多数のコマンドが登録されています。
ここは私が作ったり、既存のコマンドを変更したものの一覧です。コマンドの追加には、OMCEdit のメニューから「ファイル」>「コマンドを読み込む」でダウンロードしたファイルを選択してください。
- パスやハッシュ値をコピー(2006年7月27日更新)
- ファイルやフォルダのパス(Unix, HFS, URL)や、ファイルのハッシュ値(MD5, SHA-1)をクリップボードにコピーします
- 選択したテキストを検索(2006年3月29日更新)
- 選択したテキストをいろいろな検索サイトで検索します。
コンテキストメニューからパスやハッシュ値をコピー
久々の OnMyCommand ネタ。ファイルやフォルダーのパスや、ファイルのハッシュ値をクリップボードにコピーします。インストールはOMCEdit のメニューから「ファイル」>「コマンドを読み込む」でダウンロードしたファイルを選択してください。
コピーする値はそれぞれ下記の通りです。括弧内は例。
- Unix Path
- スラッシュ区切りのパス。ホームを ˜(チルダ)に変換します(˜/Documents/テスト.txt)
- Unix Path (FullPath)
- スラッシュ区切りのパス(/Users/you/Documents/テスト.txt)
- HFS Path
- コロン区切りのパス(Mac:Users:you:Documents:テスト.txt)
- URI
- file スキーム(file:///Users/you/Documents/%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88.txt)
- MD5
- MD5 チェックサム(0b4e7a0e5fe84ad35fb5f95b9ceeac79 /Users/you/Documents/テスト.txt)
- SHA-1
- SHA1 ダイジェスト(SHA1(/Users/you/Documents/テスト.txt)= f7a9e24777ec23212c54d7a350bc5bea5477fdbb)
変更履歴
- 2006年7月27日:配布
Tags: osx, contextmenu
OnMyCommand How To: メニューをすっきりと
メニューに一度に表示される量が多くなると、どうにも見難く視認性が落ちてしまいます。ブラウザのブックマークなんかだと区切り線を入れたりフォルダ分けしたりしますが、OnMyCommand でも直感的でないにしろ同じことが出来たりします。
区切り線を表示
サブメニューを作るほどで無いけど分類上見た目を区別したい、そういったときに便利な区切り線ですが、これを OnMyCommand で実現するのは至極簡単で、コマンド名を「-」にするだけです。というかどうもコマンド名が「-」で始まっている物は全て区切り線として表示するようで、「--------」だとか「-区切り線-」としてもコンテキストメニューでは区切り線が表示されます。
なおコマンドの起動モードはそろえておく必要があります。どういうことかというと、例えばファイル選択時に表示されるコマンドが 10 個あって、この真ん中に区切り線を入れたいとします。この場合区切り線の起動モードも同じように「ファイル」にしないと意味がありませんので、ご注意を。
サブメニューでまとめる
こちらも簡単。OMCEdit で表示位置のドロップダウンメニューから「サブメニュー」を選び、好みの名前を入力するだけです。
また OnMYCommand 1.7 以降ではメニューを入れ子に出来るようになりました。サブメニュー名を「メニュー/メニュー2」とスラッシュで区切ります。階層をかなり深くしても大丈夫です。
Tags: osx, contextmenu, tips
OnMyCommand ユニバーサルバイナリ版
OnMyCommand がバージョンアップしてユニバーサルバイナリになりました。
- 1.7.1の変更点
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- ユニバーサルバイナリ
- エスケープ用の特殊文字にオプションを追加 : esc_wrap_with_single_quotes_for_shell
- 出力ウインドウに正常終了時のみ自動的に閉じるオプションを追加 : AUTO_CLOSE_ON_SUCCESS_ONLY
- omc_dialog_control に二つのメソッドを追加 : omc_list_append_items_from_stdin, omc_list_append_items_from_file
- plister コマンドで array と dictionary の値を表示出来るように : plister get value example.plist /NewArray/1
- 初心者用チュートリアル
- オンラインコマンドが 430以上に
単一引用符で区切るオプションが加わったのはいいですね。これまでパスに日本語が入っていたりすると、バックスラッシュでエスケープだとなんだかおかしなことになっていたんですよね。だからコマンドの部分に直接「"__OBJ_PATH__"」と書いたり、オブジェクトの前置字、後置字に「"」や「’」を入れたりしていました。そういった手間が少しは無くなりそうです。
初心者用チュートリアルも出来ましたが、やっぱりこういうのは自分とこの母国語があった方が取っ付きやすいでしょうね。がんばってみるべきか否か…
なおバージョンアップ時には OMCEdit 日本語版もお忘れなく。
Tags: osx, contextmenu, universalbinary
コンテキストメニューにさらにいろんな検索を追加
以前の記事で Camino のコンテキストメニューに google 検索を追加する方法を書いたのですが、今回はさらに色々追加してみます。といっても、手間は大してかかりません。というのも、実はその記事を書いた後に OMCEdit を使えばコマンドの「書出し」、「読み込み」が出来るのに気がつきまして。ならああ長々と書かなくても、書き出したファイルをアップするだけで良かったなと。
ファイルを落としたら、OMCEdit のメニューから「ファイル」→「コマンドを読み込む」で読み込んでください。こんな感じになります。
それと Camino だと「Search this Site」が時折失敗しますが、あまり気にしないでください。
更新履歴
- 2006年3月29日:ドル記号 $ を含む選択文字がシェル変数に解釈されてしまう問題を修正
- 2006年3月29日:配布
Tags: osx, contextmenu