MacのFirefoxが「Stuffit Expanderで開く」という選択肢を出してくる訳とその修正方法
私も昔これに悩んだんですが、原因は実は至極単純だったりします。
私のLeopardはインストール時からあまりいじっていないのでStuffIt Expanderなんてものは入っていない。現に「StuffIt Expanderで開く」を選んでも、OS標準の解凍ソフトウェアが立ち上がる。
では、どうして「StuffIt Expanderで開く」が出てくるのか。
[Mint's log: MacのFirefoxが「Stuffit Expanderで開く」というありえない選択肢を出してくる]
理由は Internet Config という古い仕組みを使っていて、これの zip の初期設定が Stuffit Expander になってる所為です。だから設定を変更(変更方法は後述)するとさらにあり得ない選択肢も出す事が出来たり。
この Internet Config というのは 旧Mac OS で使われていたんですが、
- OS X ではシステムはおろか殆どのアプリで恐らく使用されていない
- Intenet Exproler が含まれなくなったため、閲覧編集可能なソフトがOSインストール時には存在しない
こういう厄介な状況になっています。bugzilla に登録されてはいるのですが、担当者募集中となっており早期の修正は見込めなさそう。
- bug 4591 – MacOSX:拡張子とファイル対応のしかた(Internet Configでなくcom.apple.LaunchServices.plistを見るべき)
- Bug 301731 – Rewrite uriloader mime type handling on OS X
こういう現状なので、取りあえずはユーザ側で対処するしかないみたいです。
Internet Config の編集方法
編集可能なソフトは幾つかあるみたいですが、MisFox というシステム環境設定が使いやすいと思います。Intenet Exproler でも可能なのですが既に公式配布も終了していますし。
- MisFoxをインストール
- システム環境設定で MisFox を選び「File Mappings」へ
- 「zip」の部分をダブルクリックして、編集ダイアログで編集。Firefox のダイアログに表示されるアプリは、「Postprocessing」の「Open with」項目です。
- Firefox を再起動
なお私の場合、編集ではなく「File Mappings」から zip のエントリーそのものを削除したのですが、すると Firefox のダイアログでもOSで設定したデフォルトソフトが表示されるようになりました。理由はよくわかりませんが。削除でも問題は起きてませんが、元に戻せるように設定値は書き留めておいた方がいいかも。
Firefox 3.0.2 でパスワードマネージャが動作しなくなる問題への対処方法
Firefox 3.0.2 でパスワードマネージャが動作しなくなる問題がある様です。
wiki に書かれているように3.0.1のパスワードマネージャでURLが文字化けしている項目を削除した後、3.0.2にアップデートするといい様です。
既にアップデートしてしまって 3.0.1 は削除してしまったという方は、下記のリンクからダウンロード出来ます。
追記
パスワードが保存されているファイル(signons3.txt)を直接編集して文字化け部分を削除する事でも直る様です。ファイルを直接弄りますので、バックアップはお忘れなき様。
さらに追記(9月25日)
この問題を修正した 3.0.3 のリリースが予定されている様です。問題が出た人や、不安な人は、3.0.3がリリースされるまで、3.0.1を使うのもいいかも。
Mac ユーザにとって嬉しいアップデート、Firefox 3.0.2 リリース
各所で既報ですが、Firefox 3.0.2 がリリースされました。
今回のリリースでは非常に多くの修正が入っていますが、特に以下のバグが修正されたのは嬉しい限り。Mac 日本語版のメジャーアップデート(Firefox 2.0 → 3.0.2)通知も行なわれるようです。OS X 10.4 以上で現在 Firefox 2.0.0.x をメインに使っている方は、そろそろアップデートの準備を始めたほうがいいかも。
- Bug 357670 – IME doesn't work on the text field of flash with Cocoa build
Flash 上のテキストフィールドに日本語を入力出来ない - Bug 438744 – Folders with non uniform characters (accents, Chinese, Japanese, etc) in their names do not import over from Safari.
Safari のブックマークから、日本語、韓国語、中国語などを含むフォルダをインポート出来ない - Bug 436453 – Firefox freezes with 100% cpu usage when I load the page
Mozilla Firefox まとめサイトを見るとCPU使用率が異常に上がる
Firefox 3.0.2 リリースが少し延期
リリース予定日は16日(アメリカ太平洋時間)だった訳ですが、サイト更新も無ければ更新通知もひっかからず。何かあったのかと思ったら、土壇場で regression(Bug 454406とBug 455283)が見つかったそうで急遽延期になった模様。
次は9月23日のリリースを予定しているみたいで、もう一週間程お預けですね。
Firefox 3だとサーバへの持続的接続数は減らした方がいいのかも
places.sqlite の最適化に続くプラセボ効果ネタ。切っ掛けは 2ch の Opera スレにあった次の書き込み。
465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 11:59:19 ID:XHepTSLA0 サーバーへの最大接続数を4に設定したら(最大の総接続数は64) 画像が多目のサイトで画像が一気に表示されるようになったな。 デフォの8の時は、表示がガタついて遅かったんだが。 まぁ回線とかPCの性能との相性もあるんだろうけど。
実際 Opera の設定をこのようにしてみると、心無しか引っかかりが無いような感じです。巷で言われているような高速化とは逆の手法ですが、特に表示が遅くなったとも思えません。むしろ快適。
ここで Firefox にこれを当てはめるとどうなるんだろうという疑問が。Firefox 3ではサーバ毎の最大接続数が大幅に引き上げられたんですが、これを次のようにして、一週間程使ってみました。
// Firefox が一度に確立するHTTP接続数の上限、初期値は30 user_pref("network.http.max-connections", 48); // 1サーバ毎の接続数の上限、初期値は15 user_pref("network.http.max-connections-per-server", 8); // 1サーバ毎の持続的接続数の上限、初期値は6 user_pref("network.http.max-persistent-connections-per-server", 4);
この設定では、画像の多いサイトで表示されない画像、所謂「歯抜け」が減りました。特にnetwork.http.max-persistent-connections-per-server
を増減してみるとそれが顕著で、増やすと歯抜けが出る頻度が増えて、負荷も増えてる様な気がしました。それ以外の項目については、値を変更してもあまり変化は感じられなかったり。
恐らく個々の環境が大いに関係してくる話だと思いますが、なんでもかんでも増やすせばいいってもんじゃないって分かったのはよかったかも。
参考サイト
- Network.http.max-connections - MozillaZine Knowledge Base
- Network.http.max-connections-per-server - MozillaZine Knowledge Base
- Network.http.max-persistent-connections-per-server - MozillaZine Knowledge Base
- チューニング - Mozilla Firefox まとめサイト
- [Studying HTTP] Persistent Connections